六斎日
六斎日(ろくさいにち)とは、仏教の思想に基づく斎日のひとつ。
この斎日は1ヶ月のうち8日・14日・15日・23日・29日・30日の6日で
前半の3日と後半の3日に分け、それぞれの3日を三斎日と称した。
六斎日の歴史は古く
律令制における令にも、この日は殺生を禁じる規定があり
出家したものは布薩説戒を行い
在家のものは八斎戒を守ることとなっていた。
また、六斎日には「六斎念仏」と呼ばれる踊念仏が行われていた
六斎念仏とは、平安時代中期の僧空也によって始められたと伝えられ
「南無阿弥陀仏」の念仏に複雑な節調がつけられ、それに太鼓が加わったものである