2014年3月3日月曜日

ひな祭り

今日は「ひな祭り」

その、ひな祭りの歴史を紐解いてみます

ひな祭りの歴史は、平安時代以前にまで遡ります。

日本にはもともと「穢れ(けがれ)」という宗教的な概念があります

※「穢れ」とは、仏教や神道における観念の一つで、不潔・不浄等、清浄ではない汚れて悪しき状態のこと

その穢れを落とすための「禊(みそぎ)」というものが、古代より行われてきました。

現代で「禊」といえば滝行など、川や海で洗い清めることですが

禊に関する記述は、日本最古の歴史書である『古事記』にも見ることができます。

この禊が後にいろいろな習慣と交ざり合い、ひな祭りに発展することになります。

ひな祭りは

最初は季節の変わり目にする水浴び(禊)と宴で構成された厄払いでした。

この習慣は中国から入ってきたものです。

しかし平安時代になると、水浴びによって穢れを払うのではなく

紙や植物で作った人形にその穢れを移して水に流す行事に変わります。

その一方

この頃には、上流階級の女の子たちの間で

紙で作った人形や調度品で遊ぶ「ひいな遊び」という一種のままごとが流行していました。

この「ひいな遊び」と上記の人形を使った禊の行事が交じり合ったものが、後のひな祭りです。

ひな祭りの歴史の始まりは、このようなものであったのです。

女の子の健やかな成長を祈願する「ひな祭り」ですが、「呪い」や「呪術」に通じるものがああったのですね

「厄払い」と捉えれば理解しやすいですね


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