2014年4月4日金曜日

北条時宗

今日は、鎌倉幕府8代執権 北条時宗の命日

1284年4月4日に34歳という若さで没


北条時宗は、建長3年(1251年)5月15日、相模国鎌倉、安達氏の甘縄邸に生まれ

禅宗に帰依するなど信心深く

特に禅宗は父の時頼と交友のあった蘭渓道隆、南宋から来日した兀庵普寧・大休正念などから教えを受けていた。

蘭渓道隆が死去すると名師を招くために中国に使者を派遣し、無学祖元を招聘する。

祖元が開山した鎌倉の円覚寺(鎌倉市山之内)の開祖となり、円覚寺を関東祈祷所とし尾張国富田庄を寄進する。

また、忍性の慈善活動を支援し、土佐国大忍荘を寄進したとも言われる。

熊本県南小国町の満願寺に時宗を描いたとされる頂相が所蔵されているが

描かれているのは別人であるという説もある。

また、『一遍上人絵伝』には一遍と出会った時宗の姿が描かれている。

満願寺(熊本県阿蘇郡南小国町)
満願寺所蔵の伝北条時宗像、実際には定宗像とも。